概要

1. Cloudiwayを使ったファイルの移行

2. セキュリティー

3. パフォーマンス

4. ファイル移行の範囲

1. 移行できるアイテム

2. 移行に関する考慮事項

3. 対象者

5. 移行前の構成

1. 移行開始前

2. OneDrive移行用に管理者アカウントアクセスを許可する

6.  Cloudiwayプラットフォームを使用してファイルを移行する

1. ソースおよびターゲットコネクタを作成する

2. ユーザーをインポートまたは作成する

1. オプション1:CSVインポート

2. オプション2:「Import Users」ツール

3. オプション3:シングルユーザー作成の詳細

3. 前処理を実行する

4. 移行設定を選択する

        5. 移行をアクティブ化して監視する

1. Cloudiwayを使ったファイルの移行

1つのOneDriveテナントから別のOneDriveテナントへの移行は簡単なプロセスで実行できます。Cloudiwayのファイル移行プラットフォームにより、スムーズかつ迅速なファイル移行が確立されます。

ファイルの移行は以下の4つのステップで実行されます。

1. コネクタを作成する

2. ユーザーリストをインポートする

3. 前処理を実行する(管理者アクセスとターゲットリソースの作成)

4. 移行する

Cloudiwayではさらに、移行の進行状況を監視できるよう、構成ルールや監視ツールをいくつかご提供しております。このガイドで、必要なすべての手順について最初から最後までご説明いたします。

2. セキュリティ

セキュリティに関する詳細は、こちらの記事をご参照ください。

3. パフォーマンス

移行のパフォーマンスに関する詳細は、こちらの記事をご参照ください。

4. ファイル移行の範囲

4.1 移行できるアイテム

OneDriveから移行する場合、以下のすべてのアイテムを移行できます。

1.ドキュメント

2.スプレッドシート

3.スライドショー

4.フォルダー

5.アクセス許可

6.アップロードされたファイル(例:.pdf、.jpg)

7. OneNote

4.2. 移行に関する考慮事項

OneDriveからOneDriveへの移行は簡単なプロセスで実行できます。すべてのデータをソースの構造や権限を変更することなく移行できます。ユーザーが権限を持っている場合は、そのユーザーの権限を移行する必要がありますので、マッピングテーブルにリストしてください。

4.3 対象者

このガイドは、リモートシステムに接続し、さまざまな管理ツールを使用することのできる、経験豊富なシステム管理者を対象としています。

当社では自社製品のサポートは提供していますが、PowerShellや、GoogleまたはExchangeのサーバー管理といった、サードパーティ製品のサポートは提供しておりません。

これらの手順を完了するのが困難なのではと不安な方は、当社のコンサルティングチームによるコンサルティングサービス付きソリューションをご検討ください。presales@cloudiway.comからお問い合わせ可能です。専門家との相談により、迅速で費用効果が高く、ストレスフリーな移行を確立することができます。

5. 移行前の構成

5.1. 移行開始前

プログラムによるアクセスの場合、SharePointのモダン認証を無効にする必要があります。

また、移行アカウント(ソースとターゲットの両方)は、SSO(シングルサインオン)またはMFA(多要素認証)を使用して認証しないようにしてください。

SSO(GoogleおよびOffice 365でネイティブに認証)をバイパスし、MFAをアクティブ化しない移行アカウントを定義する必要があります。

[[[Before you start, you will need to ensure you have the details outlined in the following table.

名前説明位置
Cloudiwayログイン詳細を保存し、すでに使用しているシステム間の通信を提供します。  https://apps.cloudiway.com
ナレッジベースへのアクセス当社の豊富なナレッジベースにいつでもアクセスできます。ビデオ、トラブルシューティングツール、サンプルなどをご用意しております。https://kb.cloudiway.com]]]
SharePoint管理者アカウントこれはプライマリSharePoint管理者アカウントである必要はありませんが、SharePoint管理者権限を持つユーザーアカウントでなくてはなりません。移行にあたっては移行専用のアカウントを作成されることをお勧めします。 移行がすべて完了したら、このアカウントを削除すればよいのです。こうしたアカウントをまだお持ちでない場合は、設定の手順を以下でご説明しております。

5.2. OneDrive移行用に管理者アカウントアクセスを許可する

デフォルトでは、OneDriveにアクセスできるのは個々のユーザーのみです。ユーザーのOneDriveにはテナントの管理者ですらアクセスできません。OneDriveのプロビジョニングやOneDriveアクセス許可の設定という複雑なタスクは、Cloudiwayにおまかせください。

前処理と移行では、Graph ApisとCSOM呼び出しを組み合わせて使用します。

CSOM:

移行アカウントはSharePoint管理者でなくてはなりません。(これは特にOneDriveをプロビジョニングし、OneDriveにアクセス許可を与えるために必要です。テナントの管理者は個々のドライブへアクセスする必要があるからです)。

Graph APIS:

グラフAPI呼び出しには、ファイルに対するアプリケーション権限が必要です。

Microsoft Graph:

SharePoint Graph:

このKB記事に従って、アプリIDとアプリシークレットを生成する方法を確認してください。

https://kb.cloudiway.com/article/azure-apps-registration/

6.  Cloudiwayプラットフォームを使用してファイルを移行する

6.1 ソースおよびターゲットコネクタを作成する

Cloudiwayでファイルを移行するためには、ソースドメインとターゲットドメインの両方と通信できる必要があります。これを可能にするのに、Cloudiwayではコネクタを使用します。コネクタはapps.cloudiway.comに構成されています。移行したいソーステナントごと、およびファイルの移行先となるターゲットテナントごとにコネクタを設定する必要があります。コネクタを構成するには、以下の手順に従ってください。

1. ご使用のブラウザからhttps://apps.cloudiway.comへ行き、ログインします。

コネクタを手動で設定するか、より簡単なウィザードプロセスを使用するかを選択できます。以下の手順では、手動プロセスについてご説明します。

2. 左側の [Mail Migration] をクリックし、次に [Sources] をクリックします。

3. 画面下部の [+ New] オプションをクリックします。

4. [OneDrive] をクリックし、[Connector name] にわかりやすい名前を入力します。

5. [Create] ボタンをクリックします。

6. 移行前の構成中に作成したクライアントの詳細を含め、残りのフィールドに入力します。(ステップ5.2をご参照ください)。 以下をご参照ください(このKB記事に従って、アプリIDとアプリシークレットを生成する方法を確認してくださいhttps://kb.cloudiway.com/article/azure-apps-registration/)。

OneDriveターゲットを選択した場合は、テナントの名前を入力します(ターゲットURLを作成するため)。

7. それから対応するクライアントID、先に生成したクライアントシークレットを追加します。

[Name of the tenant]:テナントの名前(例:cloudiwaylab)を入力します。cloudiwaylab.comやcloudiwaylab.sharepoint.comといった名前は入力しないでください。このフィールドに入力すると、URLフィールドは自動的に入力されます。

[Server Region]:中国、ドイツ、米国政府のテナントがある場合を除き、ほとんどの場合、デフォルト値の「Worldwide」のままにしておきます。

[Domain Name]:プライマリドメインの名前を入力します。

[Migration User]:sharePoint管理者アカウント(CSOM呼び出しを実行する権限用)を入力します。

[User Password]:移行ユーザーのパスワードを入力します。これは暗号化されてEAS 256に保存されます。

[Client ID / Client Secret]:グループ、ユーザー、サイトへのアクセス許可付きのGraph APIクライアントIDおよびクライアントシークレットを入力します。

アプリケーションの作成については、こちらの記事をご参照ください。

https://kb.cloudiway.com/article/azure-apps-registration/

8. 画面下部の [Save] ボタンをクリックします。

注:OneDriveアカウントとSharePointサイトの両方を併せて移行することも可能です。両方に移行する場合は、各ターゲット(OneDriveとSharePoint)用にコネクタを作成する必要があります。たとえば、2つの個別のSharePointサイトがある場合は、それぞれにコネクタを作成します。複数のコネクタを作成するには、上記の手順を繰り返してください。

6.2 ユーザーをインポートまたは作成する

移行されたすべてのファイルに関連付けられた権限を移行する方法として、ユーザーのリストをマッピングテーブルにアップロードすることができます。ユーザーをマッピングテーブルにユーザーを追加する方法はいくつかあります。これらには以下が含まれます。

いずれの方法でも、各ユーザーにはライセンスタイプを割り当てる必要があります。ライセンスタイプには、トライアル(100 MBに制限)、教育、標準、アーカイブ、またはライセンスなし(ユーザーをマッピングテーブルに追加するために使用しますので、移行開始前に割当が完了する必要があります)といったタイプがあります。

6.2.1 オプション1:CSVインポート

すべてのユーザーが1つのCSVファイルに含まれている場合は、そのファイルをCloudiwayにアップロードできます。ファイルのヘッダー行には、以下のフィールドが必要です。

FirstName; LastName; SourceEmail; TargetEmail; BatchName

ブラウザの多くがCSVファイルのアップロードを5000行に制限していますので、それよりも大きいファイルは分割して個別にアップロードする必要があります。アップロード済みのデータは上書きされませんので、ファイルは必要なだけいくらでもアップロードできます。

ライセンスタイプによっては、複数のCSVファイルをアップロードしたいという場合があるかもしれません。たとえば、OneDriveを持っていないがファイルが共有されているユーザーがいる場合、それらをすべて1つのCSVファイルにアップロードし、[No license] オプションを一度に適用してから、すべてのOneDriveユーザーをアップロードして、 関連ライセンスを割り当てることも考えられます。

[BatchName] フィールドは空白にしても結構です。必要であれば、このフィールドを使用して異なるバッチに名前を付け、特定の順序で実行できるようにすることも可能です。サンプルのCSVファイルは、以下に概説する手順でダウンロードできます。

1. apps.cloudiway.comの [Mail Migration] 領域から出ていないことを確認し、[User List] に移動します。

2. 下部のアクションバーで [Manage] をクリックし、[Upload CSV] を選択します。

3. 必要に応じて、[Download sample CSV] をクリックし、サンプルヘッダー(FirstName; LastName; SourceEmail; TargetEmail; BatchName)を使用してユーザーをCSVファイルに追加します。

4. 正しいヘッダーを含む完全なCSVファイルが完成したら、[Upload] ボタンをクリックします。

5. ご自身のファイルシステム内でCSVファイルを見つけ、ダブルクリックして選択します。

6.  [Source] および [Target] フィールドで適切なコネクタを選択します。

7.  [License] ドロップダウンリストからライセンスタイプを選択します。

8.  [Upload] ボタンをクリックします。

CSVファイルの形式が正しくない場合は、画面に以下のようなエラーメッセージが表示されます。

9. エラーメッセージが表示された場合は、CSVファイルをチェックして、5列あり、各列間に区切り文字が入っていることを確認し、もう一度アップロードを試みてください。

10.  CSVファイルの形式が正されたら、画面の上部に以下のような確認メッセージが表示されます。

11. メールを確認します。アップロードが完了したという確認を受け取ったら、Cloudiwayプラットフォームをリフレッシュすれば、インポートしたユーザーが表示されるようになります。

6.2.2 オプション2:「Import Users」ツール

Cloudiwayの「Import Users」ツールを使えば、ソーステナントからユーザーを取得することができます。[Identity Access Management] を介して機能を実行させます。このツールでは、適用させたい変換ルールを指定する必要があります。その後で、Cloudiwayプラットフォーム内の [Mail Migration/User List] ビューに新規ユーザーが追加されます。

これは高度なツールですので、Cloudiwayコンサルタントと協力して実行されることをお勧めします。このオプションの利用にご興味がありましたら、Cloudiwayの連絡先までお問い合わせください。

6.2.3 オプション3:シングルユーザー作成の詳細

初めてのお客様の多くが、テスト目的でシングルユーザーを作成されています。これはどのユーザーにも影響を与えることなく移行プロセスを監視する方法です。

シングルユーザー作成の方法は、移行により影響を受けるユーザーが少数しかいない場合にも使えます。これは特に、OneDriveアカウント内の個々のフォルダーに異なる移行場所を指定する場合に便利です。たとえば、ボブのOneDriveのプロジェクトフォルダーをSharePointサイトに移行し、ボブの他のすべてのファイルをOneDriveに移行する場合は、ボブという追加のユーザーを作成し、先に作成したSharePointコネクタとしてターゲットコネクタを指定します。ボブのソースとターゲットのメールアドレスを追加するのではなく、移行元のOneDriveフォルダー名を名付ける際にソースメールフィールドのメールアドレスとターゲットメールフィールドの完全なSharePointリストURLから取って名付けます。別の場所に移行するには、特定の移行順序を守ることが必要です。これはファイルが間違った場所に移行されるのを防ぐためです。詳細については、presales@cloudiway.comまでお問い合わせください。

1. [File Migration] メニューから [User List] に移動します。

2. 下部のアクションバーで [Manage] をクリックし、[Create Single] を選択すると、以下の画面が表示されます。

3. 新規ユーザーの詳細をすべて入力します。

4. [Create] ボタンをクリックします。

新規ユーザーが [File Migration/User List] 画面に以下のように追加されます。

5. 作成したいその他のユーザーについても、1〜4のステップを繰り返します。

6.3. 前処理を実行する

これでCloudiwayコネクタが設定されましたので、前処理タスクの実行の準備が整いました。タスクは必要に応じて何回でも実行できます。OneDriveがソースとターゲットの両方である場合は、前処理タスクで次のことを行います。

1. Cloudiwayファイル移行プラットフォームの [User List] 領域から、前処理するユーザーを選択します(すべてを選択する場合は、リストの上部にあるチェックボックスをご利用ください)。

2 .画面下部のアクションバーで、[Migration] → [PreProcessing] の順にクリックします。

前処理要求を確認するダイアログボックスが以下のように表示されます。

3. [Start] ボタンをクリックすると、前処理が開始されます。

4. 前処理の進行状況を確認するには、左側の [Dashboard] をクリックします。

進行の最新状況を確認するには、ページをリフレッシュするか、[User List] ページでユーザーごとの詳細を確認できます(監視ツールの使用方法の詳細を後述しておりますので、続けてお読みください)。

6.4. 移行設定を選択する

移行中にメタデータを移行するかどうかは選択可能です。移行可能なのは以下のメタデータ要素です。

作成者ファイル作成者のメールアドレス
作成日時ファイル作成の日時
更新者ファイルを更新した最後のユーザーのメールアドレス
更新日時最後にファイルが編集された日時

また、ソースのファイルの名前が同じである場合は、ターゲットのファイルを保持するかどうかも選択できます。 たとえば、ソースとターゲット両方のOneDriveにmenu.docxが存在したとしたら、ターゲットのファイルを破棄して、ソースのファイルで置き換えるよう選択できます。ファイルを保持することを選択した場合、ファイルには_oldが付加されますので、この例の場合の名前はmenu_old.docxとなります。

ターゲットに存在するファイルでソースのファイル名と一致しないものは、常に保持されます。

1.  https://apps.cloudiway.comの同じ [File Migration] 領域から、[Global Settings] をクリックします。

デフォルトでは、[Migrate Permissions] は [ON] に設定され、[Keep existing files] は [OFF] に設定されています。[Migrate All Files] は、OneDriveがソースの場合は使用されません。

2. これらの設定を編集するには、画面下部の [Edit] オプションをクリックして、必要な変更を行います。

3. [Save] をクリックして変更を登録します。

6.5 移行をアクティブ化して監視する

これでテナント内とCloudiway内ですべての移行前の手順が実行されましたので、移行の準備が整ったことになります。まずシングルユーザーでテスト移行を実行して、この構成により期待どおりの結果が得られたことをご確認になることをお勧めします。

移行を開始するには、移行するユーザーまたはバッチを選択して、[Start] ボタンをクリックします。バッチがスケジュールされ、リソースが利用可能になると、すぐに開始となります。

Cloudiway移行プラットフォームはデルタ(差分)パスに対応していますので、移行は段階的に行われることをご了承ください。OneDriveの移行を再開するたびに、まだターゲットにコピーされていないアイテム、またはターゲットにコピーされたため変更されたファイルのみが移行されます。したがって、プラットフォームはアイテムをターゲット内に複製しません。

移行はダッシュボードから監視することができます。ダッシュボードは、Cloudiway 「ファイル移行」プラットフォームから利用できます。デフォルトの画面には、すべてのユーザーのステータス、移行されたファイルの数、まだ移行されていないユーザーの数といった、移行の概要が含まれています。

詳細情報が必要な場合は、右上隅の [Details]、[Error]、[Search] タブをクリックすることができるほか、画面下部の [Export] オプションを使用してデータをCSVファイルとして保存することもできます。

[Details] タブには、各ユーザーが移行の進行状況とともに一覧表示されます。ニーズに合わせて列を並べ替えたり、列のサイズを変更したりできます。

行のいずれかをクリックして、各移行のログを表示することもできます。ログには [Statistics](デフォルトで表示)と [Error Items] の2つのタブが含まれていますので、ご注意ください。

右上隅の [Error] タブには、致命的なエラーや何らかの障害の発生によりさらなる注意が必要なユーザーの移行が表示されます。

[Search] タブの機能を使えば、名前またはIDに基づいてファイルを検索することができます。どちらも部分検索は許容され、上位5つの結果が表示されます。